BWCメンバーが全日本実業団で準優勝!

BWCメンバーが全日本実業団で準優勝! 230 214 千葉のゴルフ場【ブリック&ウッドクラブ】


BWCメンバーが
全日本実業団で準優勝!


BWCメンバーが
全日本実業団で
準優勝!

全日本実業団対抗ゴルフ選手権大会で堂々の準優勝!

2010年10月17日(日曜日)に、第22回全日本実業団対抗ゴルフ選手権大会(主催・日本経済新聞社)の決勝大会が、千葉県市原市の鳳琳カントリー倶楽部(7040ヤード、パー72)にて行われました。参加したのは、予選を通過した28チームに、前回大会のシード10チームを加えた38チーム。多くのギャラリーや応援団が見守る中の開催でした。
その大会で、メンバーの品部裕児さん(大林組・個人戦で17位)、菊池正彦さん(第一三共・団体戦で2位、個人戦で3位)となりました。品部さんは、BWCの元クラブチャンピオン、そして菊池さんは、BWC競技委員会の前委員長、そしてお二人ともシングルプレーヤー、月例入賞の常連です。
さて、全日本実業団対抗ゴルフ選手権大会、会社に属していないゴルフプレーヤーにとってはあまり聞き慣れない大会の名前です。しかし、その入賞の名誉は、サラリーマンゴルファーにとっては垂涎の的。そこで今回は菊池さんに、その大会の様子と、どんなプレーだったのかを聞いてみました。

―どんな大会なのですか?

菊池:会社に属するゴルフクラブ部員だったら、一度は出場してみたいと願う大会なのです。歴史は以外と古く、第1回は1989年に開催された、日本経済新聞社主催、日本ゴルフ協会後援の大会です。そして優勝チームは、第一回は丸紅、その後は、日本航空、全日空、スポーツロード・・・と、そうそうたる会社が名前をつらねています。

―どんなプレーヤーが参加するのですか?

菊池:ビジネスマンゴルファーを対象としたトーナメントですから、どこかの会社に属しているサラリーマンということでしょうか。各企業単位で申し込み、毎年、9月に予選大会、10月に決勝大会が開かれます。予選に参加するのも結構大変で、一説によると2,000~3,000社の応募があるという噂もあります。選抜された約160社で予選が4日間に別れて行われ、各日40チーム参加のうち上位7チーム、合わせて28チームに加えて、前年トップ10のシードチームの計38チームが決勝大会に進出します。そして参加者は、1企業につきJGA資格者6人を登録し、競技には4人出場となります。年齢制限もあって、出場選手4人のうち、45歳以上、50歳以上をそれぞれ1名含む、満35歳以上という規則もあります。そして、競技は18ホールズ・ストロークプレー。予選大会は団体戦、決勝大会は団体戦・個人戦があります。

―大きな会社なら、選手に選ばれるだけでも大変ですね。大学でゴルフ部出身の人もたくさんいるでしょうし。菊池さんの属する第一三共ゴルフ同好会は何人くらいの会なのですか?

菊池:第一三共は、国内約1万人、海外含めると約4万人の社員がおりますが、ゴルフ部員は64人で、競技を思考しているのは約40人です。現在、同好会の副会長と研修会の会長を拝命しています。当初は、研修会を1回/2ヶ月の頻度で行い、ポイント制で選手選考していました。聞いたことありますよね。ブリックのマネですね(笑)。今年から調子の良い選手を選定したいので、試合会場で予選直近の2回のプレーで6名の登録選手を選定し、直前で4名に絞る方式を採用しています。
研修会は研鑽を積むために、難コースのBWCを良く使います。皆、選手達は、苦しんでいますよ(笑)。

―それにしても快挙ですね。初出場ながら、団体で準優勝(231ストローク)のうえ、個人でも菊池さんは3位(74ストローク)に入るなど大健闘でした。第一三共チームは準優勝のカップと4選手に銀メダル、菊池さんは個人3位の銅メダルが贈呈されたんですよね。ということは菊池さん、銀メダルと銅メダルの二つをゲットしたわけですね。

―決勝初出場で準優勝という快挙でしたが、その要因はなんだと思いますか?

菊池:出場3年目にして初の予選通過でした。経験不足の選手ばかりでしたから、練習段階から『自分たちは失うものはない。マインドをしっかり持ってプレーしよう』と選手と話し合っていました。ショットやパットの前に、多くのリスクをチェックし、怖がらず・迷わず・思い切って打つことを徹底しました。不安を持ったまま打つと、必ずと言って良いほどミスしますよね。
個人的には、中部銀次郎さんの本を食い入るように読んで、メンタルの強化に努めました。

菊池:第一三共の代表として、重圧と戦う一日でしたが、お守りを送ってくれたり、予選、決勝とサポーターとして付いてくれた部員の皆様の後押しがあったからと感謝しています。当日は、早朝にBWCに行き、練習してから決勝の会場に向かいました。BWCではクラチャンが行われており、多くの方にお会いしましたが、温かい言葉を頂き、大きな力になりました。当日のコースセッティングは、ピン位置が全て奥に設定されたため実質7300ヤードであったことに加えて、プロトーナメント並みの高速グリーンだったため、アマチュアゴルファーには手のつけられない程の難しい状況でした。
プレーのほうは、出だしから、ライが悪いところに連続で行ったり、ボールに泥が付いてカップに弾かれたり不運なことが続きましたが、これもゴルフと受け入れながら楽しんでいたら、良い流れが巡ってきました。
多くの選手が3パットで苦しむ中、耐えに耐えて16ホールを終えてイーブンパーでした。そこで、トップがイーブンパーと言う声が聞こえ、何を勘違いしたか、攻めに行ってOB!しかし、これが実力と肩の力を抜いて最終ホールに挑んだら、これが幸運にもバーディーでフィニッシュできました。