今年のクラブ選手権の予選は、男性36名、女性27名が参加し、それぞれ16名が本選に出場しました。男子本選1回戦は予選通過上位者がおおむね勝ち残る一方で、女性本選は予選通過者の上位3名が1回戦で敗れる大波乱。10月24日（日）の決勝では、男子は水田文生さんが昨年度優勝者の井上昌樹さんを35ホール目に2＆1で、女子は桑田智恵子さんが石井ドリスさんを27ホール目に1upで、ともに大激戦のすえ破り、みごとに優勝しました。

桑田さんは「無欲の勝利でした。今年は交通事故や体調不良で、ゴルフができない日々が続きました。クラブ選手権も人数合わせで誘われて出場したくらいで、予選通過もぎりぎりでした。終わってみたらほとんどの試合が1upでの勝利。毎試合最後までゴルフを楽しめることが嬉しかった。それが結果的に優勝につながった」。

水田さんは「たまたま井上さんの調子が悪かったから勝てた。僕が勝つためには『しこる』しかなかった。つまりテニスで言うロブを上げ続けて、相手に攻めさせてミスを誘うこと。粘ってパーを取り続けてワンチャンスに賭ける。帯同キャディの吉岡さんのアドバイスでした。試合3日前に簗瀬プロから言われたことでスイング改造も試みました。最初の3ホールはうまくいかなかったけど、5ホール目からものになった。やり続けたから勝利が転がり込んできた。クラチャンになったからには、来年はクラブ対抗戦で「※印（注：チーム4人中4位になり総合得点の対象にならない人）」にならないよう練習に励みます」と話されました。

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