イベント委員会主催の「メンバーに聞く」講演会シリーズの第3弾が3月24日、開催されました。毎日新聞で韓国特派員などをつとめた朝鮮半島問題の専門家、重村智計さん（早稲田大学教授）に「金正恩の北朝鮮とこれから」と題して、3代世襲となった北朝鮮をめぐる最新情勢を解説していただきました。

金正日総書記の死去をうけて新しい指導者となった金正恩氏は、まだプロフィールがはっきりしませんが、初代の金日成主席の息子かもという見方があることなど、驚くようなディープ情報が満載の話が続きました。また、北朝鮮の国力を考えると戦争ができる力はなく、ミサイル発射や核実験で国際社会を揺さぶってはいるけれど、冷静に対処すればいいのではないか、と述べておられました。

第2部は、朝日新聞で国際問題担当の論説副主幹だった宮田謙一さんとの対談になりました。宮田さんが記者時代に訪朝した際の秘話などをはじめ、拉致被害者の帰還の可能性や米国、韓国との関係などについて、意見を交わしました。固いテーマにもかかわらず、講演会には60人を超えるメンバーらが参加し、会場から盛んな質問が出されるなど、ブリックらしい熱のこもった会合になりました。