浮世絵トーク~江戸の時代にタイムスリップ~

浮世絵トーク~江戸の時代にタイムスリップ~ 300 200 千葉のゴルフ場【ブリック&ウッドクラブ】


浮世絵トーク
~江戸の時代にタイムスリップ~


浮世絵トーク
~江戸の時代に
タイムスリップ~

写真:株式会社NHK プロモーション執行役員の牧野健太郎さん

写真:
株式会社NHK
プロモーション執行役員の
牧野健太郎さん

アメリカのボストン美術館の地下倉庫に、80年以上もの間、大切に保管されている「スポルディング・コレクション」と呼ばれる6500枚もの浮世絵があります。

その膨大な数の浮世絵は、美術館にありながら、かつて一度も一般公開されていません。それは、寄贈したスポルディング氏の遺言で「浮世絵は光に当たると、黄ばんだり変色して本来の美しさを失ってしまうので、公開は認めない」ということからです。そのため、地下に眠りつづける6500枚の浮世絵は、今でも初版刷りの輝きを保ち「世界で一番美しい浮世絵」と呼ばれます。

ではなぜ、その浮世絵が見られるようになったのでしょうか?それは、偶然生まれた一つのアイディアでした。「デジタルカメラで写真撮影し、再び倉庫にしまえば、一般公開したことにはならない」デジタル化された映像は、クリック一つでどんどんと拡大されます。そのため、今まで見えなかった江戸の人々の生活が、次々と解明されるようになりました。

この貴重で美しい浮世絵をもとに、江戸の暮らしや文化を紹介してくださったのは、株式会社 NHK プロモーション執行役員の牧野健太郎さんです。牧野さんは、浮世絵のデジタル処理に、日本側のメンバーとして当初からかかわった方。そして、ブリックの愛好者。今回は、「ブリックのメンバーのために」と特別に浮世絵を厳選し、講演を引き受けてくれました。軽妙な語り口とともに、江戸の時代にタイムスリップ。予定の2時間はあっという間に過ぎました。そして終わりの時刻になって、ナント「もっと見せてほしい、もっと聞きたい」というアンコールの声が!そのため、さらに30分間の延長。尽きることのない江戸の世界。イベント委員会が主催した4月18日の文化講演会。プレー後に参加した人ばかりではなく、このためにわざわざ訪れた方も。
会場となったイベントホールは満席。2回目の講演が早くも熱望されています。