2017年ミュアヘッド杯

2017年ミュアヘッド杯

2017年ミュアヘッド杯 150 150 千葉のゴルフ場【ブリック&ウッドクラブ】

ミュアヘッド杯

2017年ミュアヘッド杯

7月9日(日)、ミュアヘッド杯が行われました。BWC四大公式競技のうち、唯一のストローク戦です。
今年は試合の方式が例年と大きく変わり、男子は27ホールの2日間競技から18ホールの3日間競技に、女子は18ホール2日間競技から18ホール3日間競技になりました。
月例の日と重なる3週目の決勝ラウンドの出場者は、MH杯に参加しながら月例にも参加できます。

男子で3週出場した参加者は36名中31名。優勝は品部祐児さん、準優勝は塩田哲夫さんでした。
品部さんは1週目にベストスコアの75を出し、その貯金を守り、優勝スコアは243でした。2位と3位は同スコアの248。
MH杯規定により、最終日の後半9ホールのスコアによって塩田さんが2位になりました。
1週目78を出した茂呂田雅幸さんと塩田さんとの差は6打ありましたが、2週目、3週目で挽回しました。
優勝の品部さんに聞きました。「MH杯は4度取りましたが、今回が一番嬉しいです。
正直、MH杯をもう一度取れると思いませんでした。痩せて飛距離が落ちたうえに、膝を痛めてスウィングが壊れていました。
2週目には熱中症になり腕がしびれて思うように動かせなくなっていたところ、同伴プレーヤーの萩原克芳さんがサプリメントをくださり、何とか続けることができたという状態でした。
3週目の10番11番と続けてOBを打った時にはもうだめかと思いましたが、なんとか立て直すことができました。
スコアはちっとも良くないけど、ここ1、2年の調子を考えると、まさかこの年齢になって取れるとは思えなかったので本当に嬉しいです。
3週間競技はその間調子を整えなければならず、『たまたま調子が良かった』ではなく実力が問われるので、難しいけど競技らしくてすごくいいです。
その上、一番暑いときなので、熱中症のことなどを考えると、27ホールではなく18ホールプレーはとても良いと思います」。インタビューの間、何回も「嬉しい」を連発した品部さんでした。

女子で3週出場したのは参加16名のうち12名。優勝は総合スコア263の檜垣昭子さん、準優勝は267の加賀見敦子さんでした。
檜垣さんは1週目と2週目でぶっちぎり、2位に10打差をつけました。3週目はスコアを落としましたが、悠々の優勝でした。
「クラブに入ったときから、スコア勝負のMH杯は自分には取れないと思っていたので本当に嬉しい。
2週目で10打差がついたので、それを意識しないように思いながら、意識し過ぎていました。ストロ-クプレーなので、相手ではなく自分との勝負なのに、つくづくまだまだだと思いました。
1週目であった2打差を2週目の最初で簡単に加賀見さんにひっくり返されたけど、後半巻き返せたのは、2週目も1週目同様にすごく暑かったからです。
私は暑さに強く、その上、状況が悪いと集中力が出てきて燃えるタイプです。
3週目はあまり暑くなかったうえにスコアに余裕があって、気持ちがゆるんでしまったのかなと思います。
3日間を80台でまとめたかったのに最終週が93だったのは残念ですが、3週間調子を維持するのは大変なので仕方ないです。
とにかくMH杯を取れたことは、信じられない喜びです」。暑さに強いということを証明するような日焼けした顔をほころばせていました。
そういえば、去年の倶楽部対抗の時に大雨が降り、他の人が調子を落とすなか、一人だけ素晴らしいスコアで上がってきたことがありました。
逆境に強いのは本当のようです。「隣接地に建てた家に『昭子の部屋』を作ってくれた兄(檜垣有司さん)と義姉(檜垣美子さん)には本当に感謝しています。
兄妹の間なのでちゃんと言ったことがなかったけど、この場を借りてお礼を言わせていただきます」と心温まる優勝者スピーチに、出席者から大きな拍手。
有司さんはちょっと照れくさそうでした。