上野むつ子さんが前人未踏の5冠達成/スーパーシニア、水田文生さんも初優勝で3冠/男子シニア

上野むつ子さんが前人未踏の5冠達成/スーパーシニア、水田文生さんも初優勝で3冠/男子シニア

上野むつ子さんが前人未踏の5冠達成/スーパーシニア、水田文生さんも初優勝で3冠/男子シニア 150 150 千葉のゴルフ場【ブリック&ウッドクラブ】
スーパーシニア&男子シニア

左から男子シニア選手権優勝の水田文生さん、スーパーシニア選手権優勝の上野むつ子さん、男子シニア選手権準優勝の中川正弘さん

2015年のBWC公式戦を締めくくるシニア、スーパーシニア選手権が昨秋おこなわれました。その中で、上野むつ子さんがスーパーシニア選手権で優勝し、BWCの公式戦すべてのタイトルを手にする5冠を達成しました。

上野さんは2004年にミュアヘッド杯で優勝して以来、07年に理事長杯、08年にシニア女子、09年にクラブ選手権女子、10年にシニア女子で優勝という輝かしい戦績のスーパーレディです。

65歳以上の男女を対象にしたスーパーシニア選手権が12年に設けられたのを機に、上野さんの夫、泉さんが「5冠を狙えるのは(すでに4冠を達成している)あなただけだ。まだ若いんだから早く挑戦すべきだ」と、二の足を踏んでいたむつ子さんの背中を押したそうです。昨年末に行われた表彰式で、むつ子さんは「皆さんに支えてもらったが、一番はやはり主人に感謝したい。暑い日も寒い日も一緒に練習に行ってくれて、おかげでうまくなれました」と、二人三脚の勝利だったことを明かしました。準優勝は江口陸郎さんでした。

男子シニア選手権は、水田文生さんが初優勝しました。水田さんは過去にクラブ選手権のほか、ミュアヘッド杯にも優勝しており、こちらは3冠の達成です。

27ホールマッチで戦われた決勝戦は、中川正弘さんとの対戦。9番ホール終了時点で水田さんが1up、18番ホールでは逆に中川さんの2upリードと、緊迫した展開に。ここから水田さんが猛烈な追い込みをかけ、1ホールを残して逆転勝利をおさめました。

シニア2年目の水田さんは「シニアのタイトルは、簡単なことではなかった。あわやという試合をからくも拾っての決勝進出だった。決勝では19番から開き直ってプレーできたのがよかった」と語りました。惜しくも優勝を逃した中川さんは「20ホール目まで2upだった。その後、記憶がなくなり、26ホール目で気がついた時には『ありがとうございました』と言っていた。マッチプレーならではの醍醐味、怖さを味わった」と決勝戦を振り返りました。

女子シニア選手権は、決勝戦でカート同士がぶつかる事故があり、プレーヤーの健康、安全を配慮して順延となりました。