メンバーに聞く第1回目は、4月16日夕刻より、日本郵政公社取締役兼代表執行役副社長 坂 篤郎氏から「政治家と官僚」というテーマでお話を伺いました。坂氏にとっては、東日本大震災の影響で多忙な中での講演となりました。
最初に、現状の内閣総理大臣をトップにした内閣官房組織図を説明いただき、日本の運命を左右する組織決定機関への認識を新たにしました。その後、司会者のイベント委員会所属メンバー藤野秀子さんを通し、色々な質問をさせていただきました。坂氏は、橋本龍太郎元総理と親交が深く随所に橋本氏の功績を述べられておりました。また、小泉政権における小泉総理の天才的判断の功績もお話しいただきました。現在の民主党政権については、選挙という国民的判断で政権交代が行われたわけなので、今しばらくは温かい目で見てあげてほしいとの話もでました。
質問コーナーでは、現総理の資質についての質問もでました。
どのように答えるか興味津々だったのですが、坂氏は立場上明確に答えることなくサラリと受け流しました。その対応には、いつも喋りすぎる私は、とても感銘を受けました。
それは、話していいこと、話してはいけないことなど、言葉を選びながら話さないと、マスコミの餌食になってしまうからだそうです。今回は、坂氏の官僚の守秘義務という大きな壁を乗り越えて、いろいろと興味深いお話を伺うことが出来ました。
文化講演会は様々な分野で活躍するメンバーからお話を伺おうという企画です。今後も続けていきたいと思っております。是非ご参加下さい。（イベント委員会・増田憲司）