7月18日から2週間にわたり、BWC公式競技のひとつ「ミュアヘッド杯」が開催されました。真夏の暑い日でしたが、それを凌ぐほどの熱い戦いが繰り広げられました。

女子決勝は、イシイドリスさん（予選1位）を久次香苗さん（予選3位）が3打差で追いかけ続けるという息詰まる展開。そしてドラマは14番Hから始まります。久次さんが素晴らしいバーディを沈めると、続く15番Hではイシイドリスさんが痛恨のOB。結果、2打差をもって久次さんの逆転優勝が決まりました。
以下、久次さんの優勝コメントです。
「初めてタイトルを取れたので嬉しかった。折り返しで2打差あったので勝てるとは思わなかったけど、ドラマがあって逆転できました。これだからゴルフは面白いと思いました。」

また男子決勝は、予選1位通過の品部祐児さんが驚異のスコアで優勝。決勝27ホールで1オーバーの109、ハーフ平均は36.3という素晴らしいスコアを記録しました。ちなみに予選を含めた品部さんの合計スコアは3ラウンドでトータル226、ハーフ平均は37.6という数字で、まさに他のプレーヤーを圧倒。炎天下の中でのこの記録は、ブリックの競技史に長く残るのではないでしょうか。
以下、品部さんの優勝のコメントです。
「ブリックでトッププレーヤーの野口道男さん、水田文生さんと一緒に回れたのでずっと緊張感で一杯でしたが、それが結果的に良かったのだと思います。とりあえず二人に後れをとらずに、二人がバーディをとっても気にしないで自分のゴルフをしようと思っていました。クラチャン以来のタイトルですし、ミュアヘッドはスクラッチ選手権なので取りたかったタイトルです。それをトップの二人に勝って取れたので言うことないです。カミサンが作ってくれた犬のワッペン（ウェアに縫い付けられている）のおかげかな？カミサンに感謝です」

この犬のワッペン、実はコジローをイメージして奥さまが手作りなさったそうです。ミックスダブルス選手権の際にも、品部さんご夫婦でお揃いのポロシャツを着こみ、そこにはコジローワッペンがアップリケされていました。その結果、品部さん夫妻がミックスダブルス選手権を制し、そしてまたミュアヘッドも優勝。コジローに見守られながらの、品部さん夫妻の快進撃がまだまだ続くかもしれません。