シニア選手権決勝レポート

シニア選手権決勝レポート 230 145 千葉のゴルフ場【ブリック&ウッドクラブ】


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シニア選手権
決勝レポート

写真:シニア選手権

1か月にわたり開催されたシニア選手権の決勝が、11月27日に行われました。今年は女子もエントリー数が多く、番狂わせなども多々あり大いに盛り上がりました。

男子決勝は桐生峰男さんと河盛純造さんという好試合。桐生さんは一時5UPまでスコアを伸ばし、1ラウンド終了して4UPと有利に試合を進めたのですが、最終9番ホールで河盛さんの1UPという大逆転勝利でした。今回の選手権で河盛さんにとって印象的なのは、池田(正志)さんと闘った準決勝の最終ホール。1ピン半くらいの下りスライスの難しいパットを入れてバーディを取り、その試合に勝てたことだそうです。

優勝者インタビューでは「強豪ばかりなので、まさか優勝するとは思いませんでした。ただ今年はゴルフ人生のなかで1、2番というほどゴルフを多くした年なので、それが良かったのかなと思います。先週70才になったので、あと何回出来るかと一回一回大切に回っています」とコメント。しかしそのすぐ後には「来年も優勝して2連覇したい」と語り、「どこが『あと何回できるか』か?」と突っ込みを入れたくなるコメントでした。しかも決勝当日は河盛夫妻の結婚記念日だそうで、「そういう特別な日に優勝できたのもとても嬉しい」とキャディの奥様を持ち上げつつ、「よくもったものだと思います」と、結婚生活の長い夫婦には必ずある感慨を漏らしていました。なお準優勝の桐生さんは、「いやぁ、夫婦の愛に負けた。『愛の力』だなぁ。しかし、スーパージジイだとは思っていたけど、後半の怒涛の進撃はランボルギーニカウンタックなみのスーパーカーだったよ」と70才のパワーに脱帽。ただし、河盛さんのコメントに対して「今年は先輩をたてたけど、来年2連覇は絶対させません」とこれまた力強い宣言でした。

女子決勝は井上由刈さんと橋本ちさとさん、これまたタイプの異なる二人による好試合でした。井上さんは3UPまで進みながらも、橋本さんの粘り腰で差が縮まったりしましたが、結局一度もリードを許さず、2&1で井上さんが勝利。

井上さんの優勝インタビューでは、「私は今年シニアルーキーですので、参加者のなかで一番若いということも有利だったかなぁと思います。先週、水田愛美さん・上野むつ子さんの二人と2ラウンドの激闘をし、エネルギーを使い果たしたので、今日はなんだか力が抜けて試合という感じではなかったのですが、それがかえって良かったみたいです。上野さんにキャディをしていただいて、偶然ですが色がコーディネイトされていたので、みんなに褒められて楽しかったです。」とコメントされました。また準優勝の橋本さんからは、「実力者の井上さん相手に勝てるなんて全然思っていませんでした。ただ、最初の1ラウンドで終わってしまうのは恥ずかしいので、20ホールまで行くのを目標にしていました。思いもかけず26ホールまで試合が出来たので大満足です。決勝まで進出できたのは大物キャディ(中村久美子さん)のおかげです。本当に感謝しています」とのコメントを頂きました。毎年思うことですが、ブリックのシニアはとても元気です。