コタロー、やすらかに
コタロー、
やすらかに
やすらかに
写真:コタロー(写真提供:中島由紀さん)
写真:コタロー
(写真提供:中島由紀さん)
桜の花が散り始めた4月6日、BWCのアイドル犬・コタローが亡くなりました。推定年齢15歳(人間で言えば80歳)でした。
野良犬だったコタローがBWCにふらりとやってきたのは13年前。初代アイドル犬の故・コジローがクラブに住み着いてから2年ほどあとのことです。”先輩”コジローにも受け入れられ、以来、メンバーやスタッフに愛され続けてきました。我々の所作をじっと見つめ、時に大好きなカートに同乗し、コースの隅々までを知り尽くして、コタローなりにクラブライフを楽しんでいる姿は、多くの人々の心を癒してくれました。
毎年、秋の猪狩りの季節には、BWCに隣接する森にもハンターが猟犬を伴って訪れますが、クラブと隣接地との境界に立って、「ここからは入って来るなよ」と言わんばかりに森に吠え続けるコタローの姿がありました。ラウンド中のカートに同乗して何ホールかして飽きた頃は、ちゃんとメンバーたちが次のショットを打ち終わってからコースに走り出すという利口者でした。6年前にフィラリアを患い、メンバー募金による治療費で集中治療を受けて回復。その後は、メンバーの中島由紀さんが定期診察に連れて行くなどの手厚い世話をしてくださって元気に過ごしていました。しかし最近は、高齢に伴う様々な症状も顕著になり、冬の終わり頃には足腰も急激に弱って、じっと休んでいることの多い日々が続いていました。
コタローの棺はBWCのチャペルに安置され、数日間、訪れたメンバーやスタッフがそれぞれに最後のお別れをした後、4月11日にコジローのお墓の隣に埋葬されました。これからは、天駆けるアイドル犬となって、コジローと一緒にBWCを見守ってくれることでしょう。