関東倶楽部男子対抗戦

関東倶楽部男子対抗戦 0 0 千葉のゴルフ場【ブリック&ウッドクラブ】


関東倶楽部男子対抗戦


関東倶楽部
男子対抗戦

写真:関東俱楽部対抗千葉予選

平成29年度関東俱楽部対抗千葉予選

5月22日(月)、カレドニアンGCにて開催された関東俱楽部対抗千葉予選に、我がBWCが出場しました。
結果は18チーム中の15位という例年になく芳しくない成績でしたが、7月の陽気という暑いなか、選手たちは一生懸命に闘い、自分に腹を立て、次の機会にと闘志を燃やしていました。

BWCは出場選手8人のうち4人が初出場です。頑張れば代表選手になれるチャンスがあるということは、BWCらしさのあらわれのような気がします。代表選手(敬称略)の当日の成績はAクラス(55歳以上):水田文生77・茂呂田雅幸84・塩田哲夫90・中川正弘81、Bクラス(年齢制限なし):野口道男86・品部祐児91・檜垣有司90・笊畑浩樹88でした。

試合後の選手にコメントをもらいました。初出場の塩田選手は「こんなに思うようにできないとは思わなかった。160ヤードくらいが全部グリーンオーバー。来年も絶対選手になってリベンジします。月曜休みます」。実は塩田選手は仕事の都合上、月曜日は休み難く、今回もかなり渋っていたようですが、プレー後はそんなことは吹っ飛んでいました。

初出場ながらBWCの中では2番目の成績で上がった中川選手は「他の試合と違う独特な雰囲気の中、同じユニフォームを着た仲間で闘うプレッシャーと高揚感! 9番と18番のグリーンはまるで芝居の舞台に立っているようでした。スコアは目標をクリアできたのですが、ああすれば良かった、こうすれば70台だったと、悔やむ気持ちのほうが強い。速いグリーン対策に弾きの鈍いパターで臨んだことが功を奏しました」。中川選手は大勢が見守る最終18番、足場の悪いアプローチでトップ。「アーッ」という応援団の悲鳴。ところがそのボールはピンにカツーンと当たって横にそれ、かろうじてグリーン上に止まりました。7mくらいの距離をなんと1パットで沈め、みんなの大歓声を浴び、まさに舞台の上の千両役者でした。「BWCのスタッフやメンバーのおかげで、ひとりで闘っているのではないというパワーを常にもらいました」と感謝の言葉を述べていました。

謙虚なコメントをくれたのは初出場の檜垣選手で「今の自分の持てる力を全部出し切った完全燃焼です。来年も出られるよう頑張ります」。しかしその檜垣選手はBクラスの※印(出場クラスの4番目の成績はカウントされず、名前の横に※印が付いているので、少なくともBWCでは「米印」に呼ばれています)を連続出場の品部選手に押し付けました。

品部選手はいつも安定して好成績なのですが、今回は前半が悪すぎました。「前半もたもたしたのはショットの距離が合わなかったからですが、なぜ合わないのかわからないままなので、もう一度自分の距離を見直します」。さすがに後半は修正してきました。

例年はポイントゲッターの野口選手もいつもに比べて不満足なスコアで、「グリーン上でのタッチが合わなくて、パットが悪すぎた。グリーンが固いからセカンドショットが奥へ行ってしまうのも、パットで苦しんだ原因でした」とのこと。

もうひとりの初出場の笊畑選手は「印象に残っているのは最終ホールのグリーンから見た景色です。青空と5月の新緑、たくさんのギャラリーの中に応援団の皆さんの姿が見え、その中でプレーさせてもらっていることが嬉しくて、ありがとうございましたという気持ちでした」と詩的な感想。

ベテラン茂呂田選手は淡々と「なんでこんなにダフったんだろう? スタートホールの1番でバンカーからチョロチョロチョロでダボ。1番で終わっちゃった感があり、後半は短かったのでなんとかなったけど、『奇跡のレッスン』をもう一度見て勉強し直します」。なお『奇跡のレッスン』とはスポーツの一流コーチが教えるDVDのことだそうです。
唯一70台を叩き出したBWCのエース水田選手は「来年に向けて選手選考を見直す必要があるのではないか。勝つためにはどうすれば良いかを強化会でもう一度みんなで考えて、臨む必要があると思う」とすでに来年を見据えていました。

今年はちょっとおまけの出来事がありました。水田選手の組に、俳優の佐藤浩市氏が麻倉GCの代表選手で出場。BWCの応援女子も気のせいかいつもより若干多いような気がしました。佐藤氏はとても紳士的で、水田選手の要請(実は応援女子が水田選手に言わせたのですが)に応えてBWCの人たちと気さくに写真を撮り、「水田さんの足を引っ張ってしまって申し訳ない」などとおっしゃっていました(ちなみに佐藤氏のスコアは87)。水田選手のプレーマナーが素晴らしいので佐藤氏に好感を与えたのだと思います。

最後になりましたが、竹井俊樹キャプテンの素晴らしく温かいコメントです。「順位が何位だろうと、何ストローク離れていようが、選手たちの真摯に試合に取り組む姿と、応援団の悲喜こもごもの光景を見ているだけで、毎年この場所にいられて幸せです。何が足りなかったか、何がこれからできるかは選手が一番わかっていること。試合後のみんなの清々しい笑顔がすべてです。いつも支えてくれるBWCの関係者には感謝、感謝です」。
全くその通りで、いつも朝早くから夕方遅くまでひたすら裏方に回って、選手や応援団が居心地よく過ごせるように心を砕いてくれるスタッフには感謝の言葉もありません。